キヤノンは2月9日、同社公式サイトのコンテンツ「ブランドの信頼を守るために」にて、第7弾となる記事「見たままに近い見えを映し出す電子ビューファインダー」を公開した。「OVFビューアシスト」機能の誕生秘話が綴られている。
「OVFビューアシスト」機能は、EVF(電子ビューファインダー)で光学ファインダーのような黒潰れや白飛びのない“自然な見え”を再現する機能。同社が培ってきたHDR画像処理技術を活用しており、一眼レフカメラからミラーレスカメラに持ち替えた際にも違和感のないファインダー像が得られるという。「EOS R3」(2021年11月発売)に初めて搭載された後、「EOS R7」「EOS R10」「EOS R6 Mark II」のほか、2月8日に発表された「EOS R8」に搭載されている。
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EVFは写真の仕上がりを見ながら撮影できるというメリットがある一方で、肉眼で見る光景との違和感や目の疲労などを理由に、ユーザーから「EVFでも目で見た通りの見え方を実現できないか」という要望が同社に多く寄せられたという。
それを受けて、同社は「人の目そのものをデジタルで再現する」ことへの挑戦を開始。開発当初、同社は画像処理のノウハウをEVFに応用したものの、昼と夜、順光と逆光など様々な撮影状況において肉眼の見え方を再現できなかった。そこから検証を重ねて、機能として磨き上げていった経緯が記事では語られている。
「ブランドの信頼を守るために」は、キヤノンが取り組んだ品質へのこだわりを紹介するコンテンツ。これまでに以下の7本が公開されている。 Vol.1:「鳥の目」までとらえるオートフォーカス品質を求めてVol.2:白いレンズにはわけがある。これまでにない \”白\” を探してVol.3:プロが満足できるモノクロプリントを実現Vol.4:時代を超えて生まれ変わった視線入力AF。「見ているものにフォーカス」を実現Vol.5:使いやすさのすべては、構図を決めるため、シャッターを切るためにあるVol.6:お天気カメラのひみつVol.7:見たままに近い見えを映し出す電子ビューファインダー
本誌:宮本義朗
関連リンク 見たままに近い見えを映し出す電子ビューファインダー(EVF) | キヤノングローバル
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