LUMIX S1H
パナソニックは8月27日、海外でフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S1H」などの新製品を発表した。国内発売に関する情報はまだない。
LUMIX S1H
プロ品質の動画機能と35mmフルサイズミラーレスカメラの携帯性を組み合わせたという製品。北米では9月末に3,999.99ドルで発売予定。
フルサイズミラーレス初という6K/24p(3:2)記録に対応する。ほかにも、5.9K/30p(16:9)、4KおよびC4K/60p 10bit記録などに対応。静音冷却ファンの搭載と効果的な放熱を実現する構造により、連続撮影時間は無制限としている。
新開発の2,420万画素センサーは、シネマカメラのVARICAMやマイクロフォーサーズ機のLUMIX GH5Sでも採用される「Dual Native ISO」の進化版に対応。ノイズを最小限とした高感度撮影が可能としている。\”VariCam Look\”と互換性のあるV-Log/V-Gamutを採用し、ダイナミックレンジは14段以上。ボディ内手ブレ補正機構を搭載している。
S1R/S1との外観上の大きな違いは、背面モニター部分が動画記録時の熱対策とみられる構造により厚くなり、液晶モニターの可動部も3軸チルト式とは異なる構造になっている点。チルト式と回転の両方に対応するという。タッチ操作対応の液晶モニターは3.2型233万ドットで、従来比150%の輝度としている。上面の情報パネルも大型化している。
UHS-II対応のSDデュアルスロットを搭載。S1R/S1のようにXQDには対応していない。
LUMIX S PRO 24-70mm F2.8
LUMIX S PRO 24-70mm F2.8
35mmフルサイズ対応のLマウント大口径標準ズームレンズ。北米では10月に2,199.99ドルで発売する。
風景、ドキュメンタリー、ポートレートなど幅広い撮影に対応する汎用性を訴求。発売済みの「PRO」シリーズレンズと同様、ドイツのライカカメラ社から認定を受けた光学性能で、高解像・高コントラストを特徴としている。
鏡筒のフォーカスリングを手前に引くとMFに移行する機構や、防塵防滴シーリングを備えている。フィルター径は82mm。
LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 II ASPH.
マイクロフォーサーズ用のライカDG標準レンズがリニューアル。新たに240fps演算による高速AFと防塵防滴に対応する。北米では10月に699.99ドルで発売。
LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 II ASPH.
本誌:鈴木誠
関連リンク LUMIX S1H – Panasonic Panasonic launches new LUMIX S1H with Cinema-Quality Video and World’s First 6K/24p (3:2) Recording Capability Panasonic Launches New L-Mount Interchangeable Lens for its LUMIX S Series Full-Frame Mirrorless Cameras Panasonic Upgrades LEICA DG 25mm Fixed Focal Length Lens for the Micro Four Thirds System
関連記事
ニュース
パナソニック、「LUMIX S1H」の最新ファームウェアを公開
2020年7月30日
ニュース
パナソニック、LUMIX S1Hの動画関連機能を強化するファームアップを予告
2020年4月21日
ニュース
パナソニック「LUMIX S1H」がProfotoコマンダーに対応
2019年12月11日
ニュース
パナソニック、プロ向け動画仕様のフルサイズミラーレス「LUMIX S1H」
2019年8月29日
ニュース
パナソニック、デジタルシネマ向けフルサイズミラーレス「LUMIX S1H」開発発表
2019年6月3日
レビュー・使いこなし
交換レンズ実写ギャラリー
パナソニックLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.
2013年7月30日
ニュース
パナソニック、Lマウントレンズの最新ロードマップを公開
2019年2月4日
ニュース
【フォトキナ】インタビュー:「Lマウントアライアンス」の経緯と今後
2018年10月2日