ソニーは12月9日、同社製デジタルカメラをリモート操作できるソフトウェアの開発キット「Camera Remote SDK」を無償公開した。Windows 10/8.1(64bi版のみ)、Linux 64bit(ARMv8)/32bit(ARMv7)、macOS(10.14〜10.15)に対応する。
カメラ設定の変更、シャッターレリーズ、ライブビューモニタリング(フレーミングやフォーカス)をリモート制御できるソフトウェアを開発するためのキット。ユーザーが構築したシステムにソニーのデジタルカメラを組み込み、各種コンテンツ制作やEコマース等の用途に合わせて活用できるという。ホストPCとの接続にはUSBを用いる。
現時点の対応カメラはα9 II、α7R IV、α7S III、α7Cで、今後拡大予定としている。
なお、2013年から提供しているスマートフォンアプリ開発用の「Camera Remote API」は、Camera Remote SDKの提供開始をもってサポートを終了予定だという。
本誌:鈴木誠
関連リンク ソニー製デジタルカメラのリモート操作用 ソフトウェア開発キット「Camera Remote SDK」を無償提供開始 Camera Remote SDK | SONY
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