ソニーは5月12日、同社製デジタルカメラをリモートで操作・設定変更することが可能となるソフトウェア開発キット「Camera Remote SDK」の新バージョン(Ver.1.04)を公開した。提供は無償。
バージョン1.04での変更点は、対応機種の拡大や複数台での撮影への対応、有線LAN接続への対応、Linux(64bit)への対応など。同社によれば、Eコマースや3Dスキャンなどで、同社製デジタルカメラを活用できる幅がひろがる内容だと説明している。
新たに対応したカメラ「α1」

Camera Remote SDKは、リモートで接続したカメラの設定変更やシャッターレリーズ、フレーミング、フォーカス制御、ライブビューモニタリングといった操作を可能にするソフトウェア開発キット。ユーザーが構築した任意のシステムに同社製のデジタルカメラを導入することが可能となる。
バージョン1.04で盛り込まれた内容(引用)
・Version 1.03までの対応機種『α9 II』・『α7R IV』・『α7S III』・『α7C』に加えて、新たにフルサイズミラーレス一眼カメラ『α1』とプレミアムコンパクトカメラ『RX0 II』に対応します。
・複数台での撮影(最大20台まで接続検証済み(※1))が可能となります。
・USB接続に加え、有線LAN接続が可能となります。
・これまでのWindows、macOS、Linux(Embedded)に加えて、Linux 64bit(x86)に対応します。
※1:当社試験条件による。最大接続カメラ台数は使用される機器・システムによって異なります。
本誌:宮澤孝周

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投稿者 semorina

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