日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)とUiPath株式会社は15日、UiPath Business Automation Platformを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)人財、特にロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)技術者の育成により地域ビジネスの活性化を推進する、「IBM地域UiPath人財育成プログラム」を、IBM地域DXセンターの地域7拠点(札幌、仙台、那覇、北九州、広島、高松、長野)で10月に開始すると発表した。
IBM地域UiPath人財育成プログラムは、日本IBMとUiPathが有するビジネスとテクノロジーの知見やノウハウを活用した学習機会を、3カ月間のカリキュラムで提供することで、ニューノーマルな時代において活用できる新たなスキルの習得やさらなるスキルアップを実現し、Iターン、Uターン希望者を含め地域の活性化に貢献していく。
カリキュラムは、1)無料オンライン学習プラットフォーム「UiPath Academy」の「RPAデベロッパー基礎」講座、2)UiPathがパートナー企業向けに提供している、RPAツール「UiPath」の新機能の活用方法を対面とオンライン形式で説明する「最新動向紹介:実践編」、3)日本IBMによる、プログラミングでUiPathをどのように活用すべきかなど実践的な内容を、対面とオンラインで紹介する「開発者視点での事例紹介」、4)日本IBMがオンラインで提供する「開発者による相談セッション」、講座を受講して分からなかった点、業務での活用方法などを専門家がサポート――の4つで構成。オンラインを主として、学びの最大化のために、一部、対面でも提供する。
さらに、UiPathの高度なRPA開発者、ソリューションアーキテクト、RPAアーキテクトを目指す上での基本資格で、RPAのスキルを構築、評価、および実証するプロフェッショナル向けの「UiPath RPAアソシエイト資格(UiRPA)」取得を支援する。
日本IBMとUiPathは、地域の顧客や協力会社と共にDX人財創出や地域経済の発展を目指すIBM地域DXセンターとの共創により、地域UiPath人財育成プログラムを展開し、需要の高いUiPath認定資格を持つRPA技術者を安定的に育成することで、地域で活躍できるDX人財育成と地域DXの推進を支援していくとしている。
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